●日産車のセッティングを純正ECUで行う
従来はECUからROMを取り外したり、追加基板を取り付けたりして内部のデータをROMライターを使って書き換えていましたがNistuneはソフトウェアをインストールしたWindows PCで車両のコンサルトポートを使用して内部のデータを書き換えが出来るようになります。
●使用する基板
- 元々28Pin EPロム搭載のR32系はType-2の基板、PS13ターボとS14前期ターボはType-3の基板
- RPS13の後期、S14後期、S15ターボはType-4の基板
- ER34系も同じくType-4の基板を使用しますがECUと基板を接続するケーブルはシルビア系とは異なります。
- Nistune基板のジャンパーの設定も車種により異なります。
- ※S15ターボで使用していた基板をER34で使う場合はJP変更、ベースプログラム変更、アダプター変更で使用できます。
●車種によって異なるベースプログラム
- 純正ECUの品番に合ったベースプログラムを書き込んで発送しております。
- 設定がある車種はFeature Packの書き込みも可能です。
●ソフトウェア簡易説明
- ・IGN/ONまたはエンジン始動の状態でPCとコンサルトポートをUSBケーブルで接続しソフトウェアの右から2番目のアイコンを押す(F4キー押し下げ)
- ・正しく接続されていればアイコンの下の隙間にバーグラフとベースプログラム番号などが表示されます。
- ・現在書き込まれているデータをPCにダウンロード右から5番目の下矢印アイコンを押す
- ・PCからのダウンロードに関してはNistune基板搭載車以外でも有効です(車種限定)
- ・手持ちのデータをアップロードする場合は右から4番目の上矢印アイコンを押す
- ・接続済みの状態でデータの変更はリアルタイムに行えますが、最終的に右から3番目のアイコンを押すことによって初めてボードに書き込まれます。
- ・ボードに書き込みを行う場合は再度データのアップロードをしてから行う事をお勧めします。
●応用
- ★エンジンスワップ車両にも使える。
- (コンサルト用カプラはハーネスに直接結線の場合もあり)
- ★Feature Pack利用すると純正ECUに様々な機能を追加する事が可能になります。
- ・Launch control
速度またはクラッチスイッチ入力のいずれかを使用して燃料カット、点火時期リタード機能をトリガします。 - ・Fan control adjustment
ファンの出力を調整可能な日産のECU でファンの回転数や温度範囲を制御できるようになります。 - (限定モデルのみ)
- ・VCT 機能を追加
- ・Boostコントロール(FP2)など
- Feature Packの導入には配線の追加、加工などが含まれるためそれなりのスキルが必要になります。
- ※興味のある方はNistume Forums(英語)なども参考にしてください。